選ぶなら肌にやさしいコスメを選びたいものです。無添加化粧品は名前が安全そうな気がする名称です。しかし何が無添加なのかそれがよくわからないものもあります。正真正銘の無添加であれば、それはただの水です。
合成着色料、合成香料、アルコールなどは、肌のバリア機能が弱い敏感肌の人には刺激が強すぎます。このような物質は無添加であるべきです。ここで誤解されやすいものとして、界面活性剤があります。名前が肌によくなさそうな名前ですが、これには洗浄作用・起泡作用・乳化作用・保湿作用など多くの作用があります。そして界面活性剤の働きをする天然由来のものとして、卵の黄身があります。マヨネーズは酢と油を卵黄で乳化させてつくられたものです。だから界面活性剤をあまり気にする必要はありません。界面活性剤には汚れを落とす作用や保湿効果があります。
問題なのは、天然由来ではなく人工的に合成されたものです。とくに石油系の合成界面活性剤は効果が高い反面、皮膚に残留しやすい性質をもっています。肌のバリア機能を弱めたり、たんぱく質を変質させる危険性も指摘されています。
2001年の4月から、化粧品には「全成分表示義務」が課せられるようになりました。そのため箱をみるとどのような添加物がはいっているのかわかるようになりました。肌が弱い人は、合成香料や石油系の合成界面活性剤の使用している化粧品の使用は避けましょう。
« お水と健康の関係 マタニティフォトブーム »